朝鮮人「過酷な労働」佐渡で展示 登録受け、「強制」の文言なし

共同通信 2024年7月28日 18:44
 戦時中の朝鮮人が「過酷な労働環境」で働いたとの展示=28日、新潟県佐渡市の相川郷土博物館
 戦時中の朝鮮人が「過酷な労働環境」で働いたとの展示=28日、新潟県佐渡市の相川郷土博物館

 世界文化遺産への登録が決まった新潟県の「佐渡島の金山」を巡り、同県佐渡市が運営する相川郷土博物館で28日、戦時中に朝鮮人が「過酷な労働環境」で働いたとの展示が始まった。国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で27日、日本政府が展示を表明していた。政府は「戦時の徴用は国際法上の強制労働に当たらない」との立場で、展示に「強制」の文言は入らなかった。

 新たな展示は「佐渡鉱山で働いた朝鮮半島出身労働者は、削岩、支柱、運搬などの危険な坑内作業に従事した者の割合が高かった」と説明するパネルなど約30枚。うち5枚に外国語訳(英語のみ)が付いた。当時の弁当箱やとっくりなども並ぶ。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧