芦北の魅力、ビールで飲み干せ 「前田3兄弟」クラフトビール醸造所完成 和紅茶、御立岬の塩…特産品使用の6種開発

熊本日日新聞 2024年8月4日 20:44
クラフトビールの醸造所をオープンさせた左から前田一徳さん、一閣さん、一暢さん=7月14日、芦北町
クラフトビールの醸造所をオープンさせた左から前田一徳さん、一閣さん、一暢さん=7月14日、芦北町
芦北町の特産品を使ったクラフトビール。ラベルには前田3兄弟のイラストがデザインされている=7月14日、芦北町
芦北町の特産品を使ったクラフトビール。ラベルには前田3兄弟のイラストがデザインされている=7月14日、芦北町

 芦北町の特産品を使ったクラフトビールの醸造所「Brewing(ブリューイング)100」が同町花岡に完成した。1階に出来たてのビールを楽しめるバーを併設し、2階には簡易宿泊施設も設けた。オーナーの前田一暢さん(36)は「芦北の魅力をビールに詰めて発信し、県内外から多くの観光客に来てもらえる場所にしたい」と話す。

 クラフトビールは町出身で長男一徳さん(42)、次男一閣さん(39)、三男一暢さんの「前田3兄弟」が企画。「3人ともビールが大好きで数年前から構想を温めていた」という。

 醸造所は佐敷中近くにあり、祖母が所有する築40年以上の2階建ての空き家(延べ床面積約300平方メートル)を改修。1階にはビールづくりに使うタンクが並び、バーのカウンター席からガラス越しに製造工程が見学できる。飲酒後に泊まれるようにと2階に設けた宿泊施設は5部屋。共用のシャワーやトイレ、洗面所、洗濯機も用意した。

 ビールは6種類開発。和紅茶と蜂蜜を合わせた「百花繚乱[りょうらん]」(350ミリリットル880円)、自家製米を使った「土偶セゾン」(同863円)、御立岬の塩とレモンを用いた「サルベージレモン」(330ミリリットル792円)などネーミングも個性的だ。ラベルには3兄弟のイラストを描いた。

 醸造担当の一閣さんは「自分の腕と個性を磨いて、新しい商品を開発していく」と話す。ビールは醸造所で購入できる(13時~18時、日・月定休)。バーは当面予約制。宿泊施設は近くオープン予定。問い合わせはホームページ(brewing100.com)で。(久保田尚之)

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