医療従事者や患者9人死亡 WHO、病院攻撃を非難
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、スイス西部ジュネーブで記者会見し、ウクライナの病院施設に対する攻撃が8日に計4件あり、医療従事者や患者ら計9人が死亡、計71人が負傷したと明らかにした。「医療・保健への攻撃は国際人道法違反だ」と非難した。
8日の攻撃で損壊した首都キーウ(キエフ)の小児病院には当時600人以上の子どもがいたという。WHOは職員らを派遣し、この病院で2人の死者と、子ども8人を含む50人の負傷者を確認した。68人の子どもが残存する建物で治療を続け、94人が転院。残りは診断を受け、一時的に退院となった。
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