トランプ氏銃撃、動機は不明 発生1週間、警備当局に批判も
【バトラー共同】米東部ペンシルベニア州バトラーで起きたトランプ前大統領の暗殺未遂事件から20日で1週間となった。米メディアによると、現場で射殺されたトーマス・クルックス容疑者(20)は前日に射撃場で練習し、事件当日は銃弾とはしごを購入。入念に計画していたとみられるが動機は不明のままだ。警備当局は当日、不審人物として警戒しながらも見失っていたことが判明し批判が高まっている。
容疑者は地元の射撃クラブのメンバーで、犯行に使われたライフルは父親が合法的に購入したものだった。今年5月に短大を卒業し、秋には大学に進学予定だった。
携帯電話でトランプ氏以外にもバイデン大統領や英王室メンバーらの画像を検索。共和党員として有権者登録していた。なぜトランプ氏を狙ったのか動機の解明は難航している。
警備当局は銃撃発生20分前には、現場で距離計測器をのぞき込んでいた容疑者を「不審人物」として認識。写真を撮影して関係者で共有するなど警戒していたが、その後見失ったという。大統領警護隊トップの辞任を求める声も高まっている。
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