23年度税収、4年連続過去最高 72・1兆円、企業好業績を反映

共同通信 2024年7月1日 19:16
 財務省
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 2023年度の国の一般会計税収が72兆1千億円となることが1日、関係者への取材で分かった。過去最高だった22年度の71兆1373億円を上回り、4年連続で過去最高を更新した。企業の好業績を背景に所得税収や法人税収が堅調だった。歴史的な物価高を反映して消費税収も増えたとみられる。財務省が近く正式に発表する。

 ただ日銀が1日発表した企業短期経済観測調査(短観)は大企業製造業の景況感が小幅改善にとどまり、大企業非製造業は4年ぶりに悪化した。今後も税収を高水準で維持するには、賃上げや企業の好業績を継続できるかどうかが焦点となる。

 政府は見積もりを超える分の税収は、国債の償還や防衛強化費に充てることを検討する。物価高で国民の負担感が増す中、上振れ分で国民への還元策に関する議論も活発になりそうだ。

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