日比、水田のメタン削減 農業で2国間クレジット事業開始

共同通信 2024年6月28日 18:34
 フィリピンの水田の水路(国際農林水産業研究センター提供)
 フィリピンの水田の水路(国際農林水産業研究センター提供)

 農林水産省は28日、フィリピンの水田から出る温室効果ガス排出量を削減する「2国間クレジット(JCM)」の事業を開始すると発表した。日本企業が技術協力して水田で発生するメタンを減らし、削減分は排出枠(クレジット)として認証し、企業に売る。取引で得た売却益は企業と農家で分け合う。農業分野でJCMが発行されれば世界初となり、稲作の脱炭素をリードする狙いだ。

 世界の温室ガス排出量の11%が農業由来とされ、そのうち11%が稲作を発生源とする。アジアは稲作由来の温室ガスの割合が高く、日本で使われる「水田の中干し」のメタン削減手法などの知見を海外でも活用し貢献する。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧