潘基文氏、国連安保理を痛烈批判 「拒否権乱用で機能不全」

共同通信 2024年6月27日 08:54
 安保理の「子どもと武力紛争」を協議する公開会合で発言する潘基文前国連事務総長=26日、ニューヨーク(国連提供・共同)
 安保理の「子どもと武力紛争」を協議する公開会合で発言する潘基文前国連事務総長=26日、ニューヨーク(国連提供・共同)

 【ニューヨーク共同】潘基文前国連事務総長は26日、安全保障理事会の「子どもと武力紛争」を協議する公開会合に出席し「安保理は罪のない人々の命を守るという基本的な役割を果たせていない」と痛烈に批判した。パレスチナ自治区ガザ情勢やウクライナ侵攻を巡る米ロの相次ぐ拒否権行使を受け、潘氏は「常任理事国の拒否権乱用」を問題視して安保理改革を訴えた。

 会合ではグテレス事務総長が安保理に提出した「子どもと武力紛争」に関する年次報告書を基に各国が意見表明した。報告書は、イスラエルとイスラム組織ハマスの双方を子どもの人権を侵害した国や組織に初めて指定した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧