アルコール健康被害4億人 WHO、若者飲酒に懸念

共同通信 2024年6月25日 21:42
 ドイツ・フランクフルトで販売されるビール=20日(ゲッティ=共同)
 ドイツ・フランクフルトで販売されるビール=20日(ゲッティ=共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は25日、飲酒によるアルコール依存症など健康を害した15歳以上の人口が2019年に世界で推計4億人に上ったとする報告書を発表した。15~19歳で飲酒経験がある人の割合が「受け入れがたいほど高い」と懸念。飲酒を容認する社会通念により、引き起こされる健康被害が軽視されていると指摘した。

 WHOは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今回は20~22年のデータをまとめられなかったとしている。

 報告書によると、19年の1人当たりの年間アルコール消費量(純アルコール換算)は5・5リットルで10年の5・7リットルから微減した。20年については、新型コロナの影響を受け、19年に比べ10・1%減の4・9リットルと推測した。

 消費量は旧ソ連諸国や欧州地域、北米・南米地域で多く、両地域では健康被害に苦しむ人口比が他の地域よりも高かった。最も消費量が多い国はルーマニアで17・0リットル。米国は9・6リットル、日本は6・7リットルだった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「医療」記事一覧