酒に「がんのリスク」表示を 米国の医務総監が勧奨
【ワシントン共同】米国の公衆衛生政策を指揮するマーシー医務総監は3日、国内で売られる酒のラベルに、がんのリスクがあることを表示するよう勧奨した。米国では飲酒に関連して年に10万人近くががんにかかり、約2万人が死亡しているとの推計がある。だがリスクの認知度は成人の45%にとどまっており、周知が必要だと判断した。
マーシー氏は飲酒が大腸がんや食道がん、女性の乳がんなど少なくとも7種類のがんを引き起こすことが分かってきたと指摘。酒類には1988年から妊婦や運転者などへの警告表示を義務づけており、ここにがんのリスクに関する記述を加えることを勧めた。
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