23年度税収、70兆円超へ 企業好業績で2年連続大台突破
![財務省](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062401000881.-.-.CI0003.jpg)
![国の一般会計税収の推移](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062401001138.-.-.CI0003.jpg)
2023年度の国の一般会計税収は、70兆円を超える見込みであることが24日、分かった。過去最高だった22年度の71兆1373億円に続き、2年連続で70兆円の大台を突破する見通し。企業の好業績を背景に、所得税や法人税の税収が好調に推移している。22年度を超えて、過去最高を更新するかどうかが焦点になる。
毎年度の税収は、4月から翌年5月分までが対象となる。3月期決算企業が納める法人税などを反映するためだ。財務省が現在精査中で、23年度分を7月上旬に発表する。
政府は23年度補正予算段階で、税収は69兆6110億円を想定。今年の4月末までを見ると所得税収が順調に推移している。法人税収は、円安進行で海外事業の収益が拡大した企業業績に支えられ、政府が予想する14兆6620億円と同程度になるもよう。
消費税収は歴史的な物価高などを背景に22年度に過去最高を更新した。
国の税収は、リーマン・ショックの影響があった09年度に38兆7330億円まで落ち込んだ。その後、消費税増税や景気回復を背景に増加傾向が続いている。
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