生成AIで電力消費急増 NTT、SBGが節電投資
![液体でサーバーを冷却するNTTコミュニケーションズの設備](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062201000724.-.-.CI0003.jpg)
生成人工知能(AI)の普及で、世界の電力消費が急増するとの見方が強まっている。AIの学習のため、データセンターの電力需要が爆発的に増えるためだ。「人間が使う電気をAIに奪われる」(IT大手)との懸念もあり、NTTは電力消費を抑えたデータセンターやAI、ソフトバンクグループ(SBG)の傘下企業は省電力の半導体開発に投資している。
NTTコミュニケーションズは5月、液体でサーバーを冷却し、空調に比べ電力を約30%節約できるデータセンターを、25年3月に国内で初めて商用化すると発表した。同社幹部は「電力不足はAIの進化の制約になり得る」として、対策を強化する。
NTTグループが3月に商用化した自社開発の生成AI「tsuzumi(鼓)」でも、先行する「チャットGPT」に比べ大幅に消費電力を抑えた。
SBG傘下で半導体設計の有力企業、英アームは電力効率の良い半導体を開発。SBGの後藤芳光最高財務責任者(CFO)は5月の記者会見で、AIの進展に向け「アームの省電力性能は非常に価値がある」と強調した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「経済」記事一覧-
「入社企業長く働く」57% 来春卒の学生、民間調査
共同通信 -
中国、6月の景況感は49・5 対策強化も2カ月連続で節目割れ
共同通信 -
中国6月の景況感、節目割れの49・5
共同通信 -
中国、レアアース条例公布 国家管理強化で囲い込み
共同通信 -
中国、レアアース管理条例を公布
共同通信 -
EU、競争法違反の調査検討 MSとオープンAI提携で
共同通信 -
撮影だけでマニュアル動画作成 AIソフト開発、外国語対応も
共同通信 -
MSとオープンAI提携、EUが調査検討
共同通信 -
ヤマト運輸、地域の逸品発掘 ふるさと納税へ中小参画増
共同通信 -
三菱重、新聞輪転機事業から撤退 人材高齢化と部品の調達難踏まえ
共同通信