西日本のPCBを受け入れへ 北海道室蘭市、25年度末まで
北海道室蘭市の青山剛市長は21日、人体に有害な高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む廃棄物が今後西日本エリアで新たに見つかった場合、同市の処理施設で受け入れると表明した。環境省は2025年度末までに同施設での処理事業を終えるとしており、期限の厳守などが条件だとした。
同省は今年3月、西日本エリアを受け持ってきた愛知県豊田市、大阪市、北九州市にある関連施設での処理事業を終了。昨年12月と今年6月、室蘭市に受け入れを要請していた。
PCBは電気機器の絶縁油などに使われていたが、食品公害「カネミ油症事件」を受けて1972年に製造中止。01年にPCB特措法が成立した。
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