琵琶湖、猛暑で最も早く無酸素に 湖底生物の死や環境影響懸念
滋賀県は25日、琵琶湖北部の水深約90メートルの深層で、9月上旬に酸素濃度が1リットル当たり0・5ミリグラム未満となる「無酸素状態」が確認されたと発表した。現体制での調査を始めた2006年度以降で最も早期の発生で、猛暑の影響で水温が高くなったことなどが要因とみられる。今後無酸素状態が長引けば広範囲で湖底生物が死に、環境への影響が懸念されるという。
過去10年間に無酸素状態が確認されたのは5回で、9月下旬~10月中旬が多かった。
調査は9日に実施、水深90メートルの湖底で水中の酸素濃度を調べた。6カ所で水中生物の生存が難しくなる2ミリグラムを下回り、うち2カ所では0・5ミリグラム未満だった。
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