藤井聡太、全八冠から陥落 伊藤匠七段が叡王を奪取

共同通信 2024年6月20日 21:18
 将棋の第9期叡王戦第5局を終え、大盤解説会場に姿を見せた伊藤匠新叡王(左)と藤井聡太七冠=20日午後、甲府市
 将棋の第9期叡王戦第5局を終え、大盤解説会場に姿を見せた伊藤匠新叡王(左)と藤井聡太七冠=20日午後、甲府市
 将棋の第9期叡王戦第5局で勝利し、花束を手にする伊藤匠新叡王。初のタイトル奪取となった=20日夜、甲府市
 将棋の第9期叡王戦第5局で勝利し、花束を手にする伊藤匠新叡王。初のタイトル奪取となった=20日夜、甲府市
 将棋の第9期叡王戦第5局を終え、感想戦で対局を振り返る伊藤匠新叡王(左)と藤井聡太七冠=20日夜、甲府市
 将棋の第9期叡王戦第5局を終え、感想戦で対局を振り返る伊藤匠新叡王(左)と藤井聡太七冠=20日夜、甲府市

 将棋の全八冠を持つ藤井聡太叡王(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=は20日、甲府市で指された第9期叡王戦5番勝負の第5局で、挑戦者の伊藤匠七段(21)に先手番156手で敗れ、2勝3敗で叡王を失冠した。藤井七冠はタイトル戦で初の敗北。昨年10月に初の8タイトル制覇後、8カ月と10日で全冠独占が崩れた。伊藤新叡王は初のタイトル奪取となった。

 終局後、藤井七冠は「(タイトル戦で初めて敗れたが)時間の問題だと思っていた。これからも頑張っていきたい」。伊藤新叡王は「タイトル戦ではずっと苦しい将棋が続いていたので、一つ結果を出せたことは良かったと思う」と話した。

 藤井七冠はこれまで、出場したタイトル戦の5番勝負、7番勝負を全て制していたが、今回の叡王失冠により、自身が持つ最多の連続獲得記録は22期でストップ。

 伊藤新叡王は東京都出身で、宮田利男八段門下。藤井七冠と同学年で、2020年にプロ入り後、3度目のタイトル挑戦で栄冠を手にした。序盤戦術に優れ、的確な終盤の力に定評がある。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「文化・芸能」記事一覧