中国核弾頭、推計500発 世界総数は1万2千超

共同通信 2024年6月17日 07:08
 2019年10月1日、中国建国70年の軍事パレードに登場した多弾頭型ICBM「東風41」(新華社=共同)
 2019年10月1日、中国建国70年の軍事パレードに登場した多弾頭型ICBM「東風41」(新華社=共同)

 【ロンドン共同】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は17日、1月時点で中国が保有する核弾頭数が昨年同月から90発増え、推計500発になったと発表した。世界の核弾頭総数(推計)は昨年から微減の1万2121発となったが、核兵器の開発は各地で進んでおり「各国が核抑止力への依存を深めている」と懸念を示した。

 中国については「どの国よりも核戦力を速く拡大させている」と指摘。将来的には核大国の米国やロシアに匹敵するほど、運搬手段の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を配備する可能性もあるとした。

 北朝鮮は20発増えて約50発。核弾頭最大90発分の核分裂性物質を保有しているとみられ、核弾頭数は今後も増加すると予想される。SIPRIは「北朝鮮は他国と同様、戦術核兵器の開発に重点を置きつつある」と分析。北朝鮮が紛争の初期段階で核を使用する危険性もあり得ると警鐘を鳴らした。

 ロシアは5580発、米国は5044発で、両国で世界の9割近くを占める。

 作戦用に配備された核弾頭は世界全体で60発増えて3904発になった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧