豪雨の教訓、県民で共有へ 「くまもと防災ウイーク」30日から7月6日まで 県内6カ所で写真パネル展など
熊本県は12日、2020年熊本豪雨の教訓を県民で共有し防災意識を高めようと、30日から7月6日を「くまもと防災ウイーク」と定めると発表した。期間中は、県庁やJR人吉駅など県内6カ所で写真パネル展を開くなどし、教訓や情報発信を強化する。
豪雨直後の様子や復興の進捗[しんちょく]状況、県が掲げる「緑の流域治水」に関する事業を説明するパネルを展示する。豪雨災害が発生した4日には県防災センターで復旧・復興本部会議を開き、復興への取り組み状況などを報告する。テレビCMや新聞広告を使った情報発信にも努める。
期間中の6月30日には人吉市が市役所1階ロビーで追悼式を開催。球磨川流域で被災した自治体では一般献花を予定しており、人吉市(7月1~4日)、八代市(4日)、芦北町(2~4日)、津奈木町(4日)、球磨村(4~11日)で受け付けるという。
定例記者会見で木村敬知事は、「豪雨から4年が経過し、災害の記憶が薄れることを懸念している。被害を最小化するためにも、教訓を発信することが重要だ」と述べた。(嶋田昇平)
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