梅雨期の予防的避難「徹底を」 就寝時間中の大雨 警戒呼びかけ 木村熊本県知事
熊本県の木村敬知事は12日の定例記者会見で、梅雨期の災害から命を守るため、大雨が降る前に安全な場所へ避難する「予防的避難」の徹底を県民に呼びかけた。
木村知事は、熊本地方気象台が地域気象観測システム(アメダス)の過去48年分の気象データを分析した結果、1時間雨量で50ミリを超える雨が、午前0~8時の就寝時間帯に集中していると説明。暗くなる前からの避難が大切だとした。
その上で、木村知事は事前に避難行動を決めておく「マイタイムライン」の作成や、備蓄を確認する重要性も強調。「県も大雨の情報発信に力を入れ、逃げ遅れゼロを目指す。とにかく、早めの避難をお願いしたい」と訴えた。(嶋田昇平)
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