「家庭用美顔器首に当てないで」 ヘッドホン型、失神の恐れあり

共同通信 2024年6月12日 05:33
 ヘッドホン型美顔器のイメージ(消費者安全調査委員会の資料より)
 ヘッドホン型美顔器のイメージ(消費者安全調査委員会の資料より)

 消費者安全調査委員会(消費者事故調)はヘッドホンタイプの家庭用美顔器を首付近に当てて使用すると、めまいなどの体調不良や失神に至る場合があるとして注意を呼びかけている。専門家は首の副交感神経が電気で刺激されることによって、さまざまな自律神経の誤作動を引き起こす恐れがあるとしている。

 事故調によると、注意が必要なのは家庭用EMS美顔器と呼ばれる電気で筋肉などを刺激するタイプのもの。「首を両側から挟み込むように使用した際、10秒後ぐらいにめまいのような状態となり倒れて吐き気を催した」との申し出を受けて情報収集を始めた。

 その結果「首の辺りに当てられると、1時間もしないうちに気分が悪くなり耐えられなくなった」「頭の中がぐるぐる回っているような感覚に襲われた」などの事例があった。これまでに死亡などの深刻な事故はない。

 事故調は、失神時に転倒して頭をぶつけるなどの二次被害が起きる恐れもあるとして「首に押し当てたり装着したりすることは避け、取扱説明書などに従い注意して使ってほしい」としている。

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