小池都知事、3選出馬へ 都議会での表明視野
東京都の小池百合子知事(71)が、任期満了に伴う6月20日告示、7月7日投開票の都知事選に3選を目指して立候補する意向を固めたことが25日、関係者への取材で分かった。2期目最後となる29日開会の都議会定例会で表明することも視野に調整している。子育て支援など都政の継続を訴えるとみられる。
都内の市長会や区長会の有志が近く出馬を要請する予定だ。小池氏は24日の定例記者会見では出馬を明言せず「いろいろなご意見や励ましも各方面から頂いている。現職として職務にしっかりと当たっているところだ」と述べるにとどめていた。
自民党は独自候補の擁立を見送る方向で調整に入っており、小池氏との連携を模索する見通し。都議会で小池氏と関係が深い公明党も対応を検討する。立憲民主党や共産党は対決する姿勢で、統一候補の擁立を目指している。
小池氏は2016年、舛添要一氏の辞職に伴う知事選に、当時所属していた自民内の了解を得ずに無所属で出馬し、自民の推薦候補らを破って初当選。女性で初めて首都のトップに就き、20年に再選を果たした。