首相、APEC討議に意欲 諮問委から政策提言受け
石破茂首相は5日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のビジネス諮問委員会(ABAC)メンバーと官邸で面会し、AIのガバナンス構築支援や世界貿易機関(WTO)の機能強化といった政策提言を受け取った。今月中旬にペルーで開かれるAPEC首脳会議での討議に意欲を示した。
ABACは日本や米国、中国など21カ国・地域で構成するAPEC域内の経済界代表によって構成。この日の面会には日本委員の鈴木純帝人シニア・アドバイザーらが出席した。
提言は他に、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の構築やペーパーレス貿易への移行加速化、電気自動車サプライチェーンの成長促進などが盛り込まれた。