上司、本人の同意なく性自認暴露 日亜化学工業を徳島地裁に提訴

共同通信 2024年5月24日 17:12
 徳島地方裁判所
 徳島地方裁判所

 LED製造大手の日亜化学工業(徳島県阿南市)の元社員のカップル2人が、性自認を本人の了解なく第三者に暴露する「アウティング」を当時の上司にされて人格権を侵害されたとして、同社に計330万円の損害賠償を求め徳島地裁に提訴した。1日付。

 20年施行の女性活躍・ハラスメント規制法の指針では、アウティングはパワハラとされ、職場での防止が義務付けられている。

 訴状によると、原告のうち1人は心と体の性が一致しないトランスジェンダーで、19年4月の入社後、戸籍上の名前と、性別を女性から男性に変更する家裁の審判決定を受けた。社内でこれらの事実を伝えていたのは、課長、係長ら上司3人のみだった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧