高齢者施設の服薬、昼1回に 学会提言、負担軽減に期待
日本老年薬学会は17日、高齢者施設での入居者の服薬回数を減らし、なるべく昼1回にまとめ簡素化することを推奨する提言を発表した。誤薬のリスクを減らし、本人や職員の負担軽減が期待される。提言作成に関わった同学会メンバーで薬剤師の丸岡弘治氏は「服薬回数を減らすことは医療安全上のメリットにもつながる」と話している。
学会によると、高齢者施設では処方薬が多い上、認知機能や運動機能の低下から服薬の介助が必要な入居者が多い。服薬のタイミングもさまざまで、職員の負担感が強く誤薬事故につながっていると指摘されている。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「医療」記事一覧-
iPSで「心臓周皮細胞」 新たな心不全治療の開発も
共同通信 -
「今の保険証残して」抗議 マイナ巡り医療関係者ら
共同通信 -
血液がん遺伝子検査が実用化 網羅的に解析、診断に有用
共同通信 -
介護費用、11兆5139億円に 高齢化で最多更新、23年度
共同通信 -
緊急避妊薬、試験販売284薬局 さらに増加見通し、処方箋なし
共同通信 -
無床診療所の使用、審議差し戻し 中絶薬、医会の慎重論で
共同通信 -
移植見送り調査結果公表 厚労省、有識者で対応検討
共同通信 -
アルツハイマー病、米の新薬承認 イーライリリーの「ドナネマブ」
共同通信 -
精神科の訪問看護、見直しへ 過剰請求受け、厚労省が実態調査
共同通信 -
23年の臓器移植見送り509人 医療機関態勢整わず、厚労省調査
共同通信