猟銃使用可否巡り検討会設置へ 市街地のクマ対応、鳥獣保護法
昨年度に過去最多の人的被害をもたらしたクマが、人の生活圏に出没した場合の対応について、伊藤信太郎環境相は17日、市街地での猟銃使用を禁じる鳥獣保護法の改正を視野に、専門家による検討会を近く設置する考えを示した。鈴木直道北海道知事との面会の場で明らかにした。
伊藤氏は、市街地でクマを捕獲することは困難なこともあるとし、今後設置する検討会で「具体的な対応方針を検討したい」と述べた。
環境省によると、クマが市街地に出没した場合、ハンターらの猟銃使用の可否は、警察官が危害防止のため関係者に必要な措置を命じられると規定する警察官職務執行法に基づいて判断されていた。
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