歴代の熊日キャップが振り返る〝史上最長〟の熊本県政【蒲島県政4期の軌跡㊦】
熊本県知事として最長となる4期にわたった蒲島郁夫氏の県政運営は、2016年4月に折り返しを迎えた。この節目に、熊本地震の「前震」と「本震」が発生。震災からの復旧・復興を進めていた20年には新型コロナウイルスの感染が拡大し、県南部を中心に甚大な豪雨災害にも見舞われる。「三重苦」の状態に陥り、その対応に奔走する日々が続いた4期目。台湾の巨大半導体企業の進出という吉報がもたらされた。(構成・潮崎知博)

【3期目】
16年4月からの3期目は熊本地震からの創造的復興に向け、インフラ整備の歩みを着実に進めていく。
震度7の激震に2度見舞われた益城町。県は17年3月、町の中心部を通る県道の4車線化に着手した。
18年12月、蒲島知事はJR豊肥線の駅から分岐して熊本空港へとつなぐ「空港アクセス鉄道」の整備を目指す考えを表明した。
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