台湾M7級地震、4人死亡 負傷者50人以上、建物倒壊
![台湾東部・花蓮市で倒壊した建物=3日(新華社=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-04PN2024040301000864.-.-.CI0003.jpg)
![津波警報の発表を受け、那覇市の高台に避難した人たち=3日午前10時ごろ](/sites/default/files/images/newspack/2024-04PN2024040301000521.-.-.CI0003.jpg)
![気象庁の庁舎](/sites/default/files/images/newspack/2024-04PN2024040301000406.-.-.CI0003.jpg)
【台北共同】台湾の気象当局によると、3日午前8時(日本時間同9時)前、東部沖を震源とするマグニチュード(M)7・2の地震があった。消防によると東部花蓮で4人が死亡。各地で負傷者も計50人以上いる。台湾メディアによると花蓮では震度6強となり建物が倒壊した。落石も発生した。日本の気象庁によると沖縄県与那国島では震度4を観測。規模はM7・7と推定している。気象庁は沖縄本島地方、宮古島・八重山地方に一時、津波警報を出した。住民らが避難した。与那国島と宮古島で最大30センチ、石垣島で20センチの津波が観測された。
台湾の花蓮では複数の建物が倒壊し、少なくとも数人の住民が閉じ込められた。東部の主要道路が通行止めとなった。1999年の台湾中部で起きた地震以来の大地震だという。蔡英文総統は、軍が被災地の支援を行うと明らかにした。当局は全ての原発で安全が確保されていると発表した。
林芳正官房長官は記者会見で、台湾で日本人の被害情報はないと明らかにした。