米、大型車の排出基準決定 温室ガス減、利益強調
【ワシントン共同】米環境保護局(EPA)は29日、トラックやバスなど大型車の温室効果ガス排出基準を最終決定した。2027~32年型が対象で、10億トンの排出削減を見込む。空気の質の改善や燃費向上などで年平均130億ドル(約2兆円)の利益がもたらされると主張した。
大型車は小型乗用車と違い、スクールバスやごみ収集車、配達車両など用途や類型が多様だ。EPAは一律に電気自動車(EV)への移行を促すよりも、エンジンの高効率化やハイブリッド車、燃料電池車の導入も含め、業界側に最適解を選んでもらうと説明した。
トランプ前大統領は大統領選で返り咲けば、バイデン政権の排出規制を撤廃する意向。
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