月面探査機SLIM、通信再開 2回目の「越夜」挑戦に成功
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、月面着陸をした探査機「SLIM(スリム)」との通信を再開したと発表した。着陸地点が夜になり3月1日から休眠状態だったが、太陽光が当たる昼になり発電を始めた。昼間は110度、夜間は氷点下170度になる温度変化が繰り返される厳しい環境下で、2回目の「越夜」に成功した。
探査機の機器は高温の状態だが、航法カメラで月面の様子を撮影することもできた。
スリムは1月20日、月面に着陸。同31日までに予定した撮影などを終えた。2月25日には休眠状態から通信を再開させて越夜に成功。その後、再び休眠状態に入り、実験的に2回目の越夜に挑戦していた。
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