2号機、堆積物除去が最大課題 デブリ採取で原子力規制委員長
![東電福島第1原発の視察後に、東電と意見交換する原子力規制委員会の山中伸介委員長(奥右)ら=23日午後](/sites/default/files/images/newspack/2024-03PN2024032301000989.-.-.CI0003.jpg)
原子力規制委員会の山中伸介委員長は23日、東京電力福島第1原発を視察し、東電が溶融核燃料(デブリ)の採取を目指す2号機原子炉建屋内などを確認した。終了後の取材に「一番困難なのは、デブリ採取装置の差し込み口にたまっている堆積物をいかに取り除くかだ」と指摘した。
東電はロボットアームでデブリを採取する予定だったが、堆積物を完全に除去できなかったため、当初はより細く簡易な伸縮パイプ式装置を使うことにした。今年10月までの採取開始を目指す。
山中氏は「装置の審査はほぼ終了したと聞いている」と述べ、準備が整い次第採取を開始できる見通しを示した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
黒潮大蛇行、赤潮に影響か 瀬戸内海への海水流入減少
共同通信 -
核ごみ直接処分でも技術活用可能 専門家「政策転換を視野に」
共同通信 -
島根2号機、地元首長と意見交換 規制委「現行基準で適切な審査」
共同通信 -
玄海原発で点検遅れ 非常用発電機の動作確認
共同通信 -
北日本「海洋熱波」で昨夏猛暑に 雲少なく日射増、英科学誌発表
共同通信 -
老化卵子の染色体異常解明、理研 マウス実験、流産メカニズム理解
共同通信 -
原発の処理水放出「基準に適合」 IAEA、2回目報告書
共同通信 -
女川原発、再稼働11月に延期 東北電力、仮設倉庫の撤去遅れ
共同通信 -
帯状疱疹、65歳に定期接種 厚労省部会、ワクチン支援で案
共同通信 -
コスモス国際賞に英博士 生物保全科学の先駆者
共同通信