能登半島沖の海底で段差撮影 断層のずれでできたか
![石川県珠洲市の珠洲岬北西沖の海底で撮影された段差の映像=11日(東京大大気海洋研究所提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-03PN2024032101001552.-.-.CI0003.jpg)
能登半島地震の震源域である石川県珠洲市や輪島市沖の海底で、断層のずれによってできたとみられる段差を見つけ、水中カメラで撮影したと、東京大大気海洋研究所などの研究チームが21日発表した。周辺では、海上保安庁の調査で海底の隆起が指摘されてきたが、画像で確認されたのは初めてとしている。
チームによると、珠洲市の珠洲岬北西沖の水深73メートルの海底で、北東から南西に向けて20メートル以上にわたって延びる段差を発見。高さは1メートルに満たないという。段差の壁面や崩落物の破断面に、藻や生物が付着していないことから、数カ月以内にできたとみられる。
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