圧力容器底部にある機器が脱落 福島第1原発1号機、画像公開

共同通信 2024年3月18日 20:51
 東京電力福島第1原発1号機の内部調査で確認された、脱落している「制御棒駆動機構」と塊状の物体=14日(東電提供)
 東京電力福島第1原発1号機の内部調査で確認された、脱落している「制御棒駆動機構」と塊状の物体=14日(東電提供)

 東京電力は18日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内の調査で撮影した画像を公開した。原子炉圧力容器底部にある「制御棒駆動機構」の一部が脱落し、塊状の物体が付着していることが確認できた。溶け落ちた核燃料(デブリ)などの熱で、圧力容器の底に穴が開いた可能性があるとみている。

 制御棒駆動機構は原子炉の出力を調整する制御棒を圧力容器の下側から出し入れする機器。塊状の物体は一部がつららのような形状で、大きさは不明。東電は「デブリの可能性もあるが、現時点では明確に判断できない」としており、今後評価を進める。

 格納容器内の水がたまっていない範囲にドローンとヘビ型ロボットを投入し、内部を撮影した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧