未明の地震で処理水放出一時停止 東電、昨年8月開始後初
東京電力は15日、福島県で震度5弱を観測した地震を受け、福島第1原発の処理水の海洋放出を手動で一時停止した。地震や津波など自然現象への対応手順に基づく措置。昨年8月の放出開始後、放出途中での停止は初めて。
東電の運用では、処理水の希釈・放出設備に影響を与えそうな自然災害が起きた時には、運転員が手動で放出を止める。震度5弱以上の地震のほか、津波注意報、竜巻注意情報、高潮警報が該当する。
15日未明の地震発生時は、4回目の海洋放出が24時間体制で続いており、発生から約20分後に手動で放出を停止した。その後のパトロールで設備に異常がないことを確認。停止から約15時間後に放出を再開した。
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