スターシップ飛行試験実施 米スペースX、大型宇宙船

共同通信 2024年3月15日 00:19
 米テキサス州にあるスペースXの施設から打ち上げられる、開発中の大型宇宙船「スターシップ」を搭載したロケット「スーパーヘビー」=14日(AP=共同)
 米テキサス州にあるスペースXの施設から打ち上げられる、開発中の大型宇宙船「スターシップ」を搭載したロケット「スーパーヘビー」=14日(AP=共同)

 【ワシントン共同】米宇宙企業スペースXは14日、開発中の大型宇宙船「スターシップ」とロケット「スーパーヘビー」を3回目の無人飛行試験としてテキサス州の同社施設から打ち上げた。宇宙船を上空でロケットから分離、扉の開閉など機能を確認しながら宇宙空間を高度200キロ超まで飛行した後、海に向け落下させた。

 同社によると、機体は落下途中に分解したとみられ、予定していたインド洋への着水はしなかったもようだ。上昇中に機体が失われた昨年4月と11月の試験より先の段階まで進み、実用化に向け期待を高めた。

 宇宙船とロケットは直径9メートル、組み合わせると全長は史上最大の約120メートルになる。実運用では宇宙船、ロケットとも再利用を可能にする構想だ。宇宙旅行や人工衛星の打ち上げなど、さまざまな用途に使う。米国主導の国際月探査「アルテミス計画」では、飛行士が乗る着陸船となる。

 月に到達するには地球の上空でいったん燃料補給を受けるという難しい技術課題が待ち受ける。

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