月探査機SLIM再び休眠 2回目「越夜」に挑戦

共同通信 2024年3月2日 01:01
 日本時間2月29日午後11時過ぎにSLIMが撮影した月面の写真(JAXA提供)
 日本時間2月29日午後11時過ぎにSLIMが撮影した月面の写真(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、月面着陸をした探査機「SLIM(スリム)」は着陸地点が夜になり、同日午前3時ごろに再び休眠状態に入ったと明らかにした。3月下旬に昼を迎える際に、太陽光発電での復旧を試みる。昼夜の厳しい温度変化を繰り返すため故障確率は上がるが、2回目の「越夜」に挑戦する。

 スリムは1月末に休眠状態に入ったが、2月25日に活動を再開した。夜が約2週間続く月面は氷点下170度にもなる過酷な環境で、復旧は困難とみられたが「越夜」に成功。同29日まで活動を続け、探査機や月面の状況に関するデータを取得できた。だが月の岩石を観測する特殊カメラは正常に動作しなかった。

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