月着陸船、休眠状態前最後の通信 米企業「お休み、オディ」

共同通信 2024年3月1日 16:39
 月の南極近くに着陸した「ノバC」(右)が米国時間2月27日に撮影した画像。中央左付近がクレーター(インテュイティブ・マシンズ提供、共同)
 月の南極近くに着陸した「ノバC」(右)が米国時間2月27日に撮影した画像。中央左付近がクレーター(インテュイティブ・マシンズ提供、共同)

 【ワシントン共同】民間企業による世界初の月面着陸に成功した米インテュイティブ・マシンズは2月29日、着陸船「ノバC」から最後のデータを受信したとX(旧ツイッター)で発表した。オデュッセウスと名付けた機体に「お休み、オディ。また連絡できたらいいな」と呼びかけた。

 月の南極近くの着陸点は夜になるため、太陽電池による発電が終了して休眠状態に入る。搭載機器は低温に耐えるようにできていないが、同社は太陽光が再び十分に当たる3週間ほど後に通信再開を試みる。

 ノバCは22日に米航空宇宙局(NASA)の科学機器などを積んで月面着陸に成功、複数の画像や観測データを地球に送信した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧