春告魚、日本海白く染め 北海道でニシン「群来」

共同通信 2024年2月28日 15:41
 北海道神恵内村で確認された、産卵のために海岸に押し寄せたニシンで海面が白く染まる現象「群来」=26日(同村提供)
 北海道神恵内村で確認された、産卵のために海岸に押し寄せたニシンで海面が白く染まる現象「群来」=26日(同村提供)

 日本海に面した北海道の積丹半島西側にある神恵内村で、産卵のために海岸に押し寄せたニシンで海面が白く染まる現象「群来」が確認された。村によると、最後に見られたのは1950年前後で約70年ぶりとみられる。2007年度から周辺で行われている稚魚の放流事業が功を奏している。

 「春告魚」とも呼ばれるニシンは毎年1月下旬から5月上旬に産卵期を迎え、浅瀬の海藻に卵を産み付ける。神恵内村の群来は26日に古宇川の河口付近で確認された。大量のニシンが精子を放出、産卵したところでは海面が乳白色になっていた。

 北海道沿岸のニシンの漁獲量は近年増加傾向にあり、日本海側での群来の目撃も増えている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧