処理水4回目28日に放出開始 東電、1号機内部調査も
東京電力は26日、2023年度最後となる4回目の福島第1原発からの処理水海洋放出を、28日に開始すると発表した。放出予定の処理水に含まれる放射性物質を分析した結果、国や東電が定めた基準を満たすことを確認したとしている。これまで3回と同様、17日程度かけて約7800トンを放出する。
1号機の原子炉格納容器内の調査も28日に開始すると発表。ドローンとヘビ型のロボットを投入し、容器内の撮影や放射線量の測定を試みる。得られた情報を溶融核燃料(デブリ)取り出しの工法検討に役立てる。
東電は過去3回、計画通り海洋放出を完了。周辺の海水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度に異常はなかった。
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