月面着陸探査機SLIM「休眠」 2月中旬に再運用挑戦も

共同通信 2024年2月1日 15:59
 逆立ちのような姿勢で月面に着地した「SLIM(スリム)」(右上)=1月20日
 逆立ちのような姿勢で月面に着地した「SLIM(スリム)」(右上)=1月20日
 SLIMが休眠状態に入る前に最後に撮影した日没前の月面風景(JAXA提供)
 SLIMが休眠状態に入る前に最後に撮影した日没前の月面風景(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、世界5カ国目の月面着陸をした探査機「SLIM(スリム)」で予定した活動を1月31日で終えたと明らかにした。着陸地点が日没を迎えて太陽光発電が使えなくなり、活動を休止する休眠状態に入った。

 JAXAは「2月中旬以降、太陽電池パネルに太陽光が当たる時期に再び運用に挑戦する」としている。ただスリムは極寒環境を耐える設計ではないため、再び起動するかどうかは分からない。

 スリムは1月20日、赤道南側の「神酒の海」にあるクレーター付近に降りた。目標から東側に約55メートルの「ピンポイント着陸」に世界で初めて成功した。

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