重点全8事件、指示役立件へ 広域強盗、きょう再逮捕
「ルフィ」などと名乗り広域強盗事件を指示したとされる特殊詐欺グループの今村磨人容疑者(39)ら幹部4人が、昨年10月に東京都稲城市で起きた事件を指示した疑いが強まり、警視庁は強盗致傷容疑などで5日に再逮捕する方針を固めた。警視庁と千葉、京都、広島、山口の4府県警の合同捜査本部は、重点対象とした8事件全てで指示役を立件することとなり、捜査は節目を迎える。
捜査関係者への取材で4日分かった。他に再逮捕されるのは、渡辺優樹(39)、藤田聖也(39)、小島智信(45)の3容疑者。合同捜査本部は6月に設置され、実行役が共通するなどして関連性が高い8事件を対象に捜査し、これまで7事件で指示役を逮捕してきた。
4人は拠点だったフィリピンから2月に強制送還された。収容されていた入管施設から通信アプリ「テレグラム」で指示したとみられる。