2023年は「最も暑い年に」 世界平均気温、16年超す
【ブリュッセル共同】欧州連合の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、1~10月の世界平均気温が1940年からの観測史上、過去最高となり、2023年が記録上最も暑い年となることが確実だと発表した。1991~2020年の同期間の平均を0・55度上回り、これまで最高だった16年を超えた。1~10月の具体的な平均気温は明らかにされていない。
コペルニクスは、産業革命前と同程度とされる1850~1900年の同期間の平均よりも1・43度高かったと指摘。アラブ首長国連邦で30日から開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)を前に「危機感はかつてないほど高まっている」と訴えた。
10月の平均気温は15・3度で、これまで最も高かった19年を0・4度上回り10月の記録を更新。北緯60度から南緯60度の海域を対象にした平均海面水温も20・79度で10月としては最高だった。
今年はアジアや北米、欧州、アフリカが熱波に見舞われ、カナダやギリシャ、スペインなどで山火事が相次いだ。
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