磁気嵐に地球のプラズマが影響 正確な予測に期待、名古屋大
![磁気嵐発達の仕組み(イメージ)](/sites/default/files/images/newspack/2023-10PN2023103001001926.-.-.CI0003.jpg)
人工衛星や送電網に悪影響を及ぼすことのある「磁気嵐(宇宙嵐)」の発達に、地球起源のプラズマが影響していることを名古屋大などのチームが突き止め、30日付英科学誌に発表した。これまでは、太陽のプラズマが主要因と考えられてきた。磁気嵐の正確な予測につながる成果としている。
チームは太陽から出るプラズマ流(太陽風)と地球周辺のプラズマに含まれる水素イオンなどに注目。17年9月7~10日に発生した磁気嵐で、日本のジオスペース探査衛星「あらせ」や海外の科学衛星計4機により観測したデータを解析した。
その結果、磁気嵐を起こすプラズマは、地球起源の水素イオンが主成分であることが判明した。
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