東電、3回目の処理水放出準備 福島原発、11月2日に開始へ
東京電力は30日、福島第1原発処理水の3回目の海洋放出に向けた準備作業を始めた。タンクに貯蔵していた処理水の一部を移送用の配管に移した。最初に放出する1トンを大量の海水で薄めて大型水槽に入れ、放射性物質トリチウムの濃度が1リットル当たり1500ベクレル未満(国の基準の40分の1)になっていることを確認した上で、11月2日に放出を開始する。
これまでと同様に約7800トンを放出する計画。2回目の放出完了後に点検を実施し、設備に異常がないことを確認した。3回目に放出予定の処理水は事前の分析の結果、トリチウム以外の放射性物質は国が定めた基準未満だった。
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