中国、有人宇宙船打ち上げ 覇権狙い米と競争
【北京共同】中国は26日、北西部の酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神舟17号」を打ち上げ、約6時間半後に中国が独自に建設した宇宙ステーション「天宮」とのドッキングに成功した。飛行士3人は神舟17号から天宮に乗り移った。国営中央テレビが伝えた。米国やインドと競争が激化する中、中国は宇宙分野の覇権を狙い開発を加速させる。
習近平指導部は「宇宙強国」を掲げ、昨年に天宮を完成させた。無人機による火星地表探査を成功させており、複数の小型衛星を連携させる「衛星コンステレーション」の計画も進めている。2030年までに中国人を月面着陸させることを目指している。
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