川内原発住民投票条例案を否決 直接請求に鹿児島県議会
鹿児島県議会は26日の本会議で、運転開始から40年が近づく九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の運転延長の賛否を問う住民投票条例案を賛成少数で否決した。市民団体が6~7月、法定数の約2万6500人分を上回る約4万6千人分の署名を集め、塩田康一知事に条例制定を直接請求していた。
塩田知事は、地方自治法に基づき条例案を県議会に提出する一方、23日の臨時議会開会日に「県民投票は慎重に判断すべきだ」と制定に否定的な意見を表明。
25日の総合政策建設委員会では多数派を占める自民、公明両党会派の県議が反対に回った。結果として反対7、賛成2、棄権1で条例案を否決した。
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