泊原発で事故想定し8千人が訓練 屋内退避やバス使い避難
北海道は25日、北海道電力泊原発(泊村、停止中)での重大事故に備えた原子力防災訓練を実施した。緊急時の住民避難や情報共有、被ばく傷病者の搬送手順などを確認する狙い。屋内退避やバスを使った避難訓練に約8千人の住民が参加した。
訓練では3号機で設備故障により原子炉を冷却する機能が失われたと想定。付近で台風による暴風雨が発生していると仮定し、複合災害への対応も確認した。30キロ圏内の6町村ではバスによる住民避難を行った。
道庁で鈴木直道知事は「住民の生命と健康を守るため、横の連携を取りながら総力を挙げて対応してほしい」と指示した。
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