IAEAが処理水検証開始 27日まで、第1原発も視察
国際原子力機関(IAEA)の調査団は24日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を検証する作業を始めた。27日までの日程で、東電や政府関係者への聞き取りのほか、第1原発の視察を通じ、放出が国際的な安全基準に従っているかどうかを確認する。
調査団の来日は8月の放出開始以降では初めて。IAEA幹部のほか、放出に反対する中国などの専門家で構成し、放出実績や放射性物質の監視状況、今後の計画を確認する。25日には第1原発を訪れ、放出設備を視察する。
IAEAは7月、計画通りの放出であれば「人や環境への放射線の影響は無視できる」とする包括報告書を公表している。
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