有人気球で高度10キロに到達 宇宙遊覧を目指す札幌ベンチャー

共同通信 2023年10月18日 20:49
 14日、北海道南富良野町を離陸し飛行する気密キャビン(岩谷技研提供)
 14日、北海道南富良野町を離陸し飛行する気密キャビン(岩谷技研提供)

 ガス気球を使った「宇宙遊覧」の実現を目指す札幌市のベンチャー企業「岩谷技研」は18日、北海道南富良野町で有人飛行実験を実施し、高度10キロの成層圏に到達したと発表した。

 同社によると、14日午前5時ごろ、研究開発部のパイロット及川明人さんが搭乗した自社開発の気球が南富良野町を離陸し、53分後に最高高度10・67キロに到達。午前7時25分ごろ、同町から東に約73キロ離れた本別町に着陸した。

 減圧環境に耐える気密キャビンや生命維持装置に問題は起きず、成層圏での安全性が実証できたとしている。

 今後は商業飛行で実際に使用するキャビンの実験を始め、有人で25キロ到達を目指す。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧