格納容器の貫通部、ハッチ開く ロボットアームの投入口に

共同通信 2023年10月16日 19:32
 堆積物で埋まった福島第1原発2号機原子炉格納容器の貫通部。左は開いたハッチ=16日(国際廃炉研究開発機構提供)
 堆積物で埋まった福島第1原発2号機原子炉格納容器の貫通部。左は開いたハッチ=16日(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は16日、福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)取り出しに使うロボットアームの投入口となる、原子炉格納容器の貫通部のハッチを完全に開いたと発表した。貫通部の内側は堆積物で埋まっており、高圧の水を噴射して除去する作業を年内に始める。2023年度後半、試験的にデブリ数グラムの取り出しを予定している。

 東電によると、遠隔操作のロボットを使い、13日に格納容器外側に約10センチ開いていたハッチを、16日午前に約90度まで開き、全開放した。過去にハッチに開けた穴から調査した際、堆積物が内側に向かって広がっていることを確認していた。

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