海水からトリチウム検出 東電、通常精度で4回目
東京電力は13日、福島第1原発の処理水放出口付近で12日に採取した海水から、放射性物質トリチウムが1リットル当たり14ベクレル検出されたと発表した。通常の精度での分析による検出は4回目。世界保健機関(WHO)の飲料水基準(1リットル当たり1万ベクレル)を大きく下回っており、東電は「安全上の問題はない」としている。
東電によると、検出されたのは原発3キロ圏に10カ所ある採取場所のうち、放出口から最も近い場所。過去3回も同じ場所で9・4~11ベクレルが検出された。残りの9カ所は検出下限値未満だった。
第1原発では、5日から2回目の海洋放出中。
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