IAEA、海洋試料採取へ 中国も参加、福島第1原発沿岸

共同通信 2023年10月11日 09:54
 2回目となる処理水の海洋放出が始まった東京電力福島第1原発=5日午後1時46分(共同通信社ヘリから)
 2回目となる処理水の海洋放出が始まった東京電力福島第1原発=5日午後1時46分(共同通信社ヘリから)

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は10日、東京電力福島第1原発の近くで海洋試料を採取するために、IAEAとカナダ、韓国、処理水の海洋放出に反対する中国の専門家らが来週訪日すると発表した。試料は、日本の環境モニタリングの裏付けなどに使われるという。

 16~23日の日程で、福島第1原発近くの沿岸の海水、海底堆積物、魚のサンプルを収集し、観察する。

 新しい試料の結果は、処理水の海洋放出の開始以降、海洋環境の放射性核種のレベルに変化があったかどうかを確定するために昨年の試料と比較する。

 処理水の海洋放出を巡っては、中国は日本産水産物の禁輸を続け、放出を非難している。

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