町長「選挙結果で判断は拙速」 原発処分場調査の北海道・寿都
![北海道寿都町の片岡春雄町長=昨年11月](/sites/default/files/images/newspack/2023-10PN2023100401000668.-.-.CI0003.jpg)
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が行われている北海道寿都町の片岡春雄町長は4日、調査賛成派と反対派が拮抗した3日の町議選結果について、共同通信の取材に「選挙の結果だけで調査を進めるかどうか判断するのは拙速だ」と話し、今後の進め方を慎重に判断する姿勢を示した。
町議会は定数9人。選挙では調査賛成派5人、反対派4人が当選した。
片岡氏は「調査に関する理解が十分に広まっておらず、町民は経済対策や社会保障など、生活に根ざした争点を重要視したのではないか」と、処分場の問題以外も住民の判断材料になったとの見方を示した。
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